当社では、2015年3月より「シードピッカー オート」の開発を進めてきました。
シードピッカーオートは、大学や企業等の研究施設向けに当社で開発した、0.2mm～1.0mmの種子を1粒ずつ播種・配列するペン型の「シードピッカー」での操作を自動化した卓上装置です。

＜シードピッカー＞

＜シードピッカー オート＞

現行のシードピッカー オートは3号機で、これまで製作・デモ運転・フィードバック・改善を繰り返してきました。その結果、軽量化や省スペース化、高速化はもちろん、1、2号機では安定しなかった播種成功率も3号機では90％以上を達成することができました。これまで人の手で1粒1粒行なっていた播種作業を、Φ90シャーレ、角型ウェルプレート、角ケースに、1粒あたり6秒で行ないます。フルカバー仕様で安全性にも配慮し、メンテナンス性も向上し、より扱いやすい装置となりました。

＜小さな種子を一粒ずつピックアップ＞

このシードピッカー オートの開発では、特に設計課の若手社員の技術力向上に重きを置き、アイデアを形にする面白さを最優先して製作に取り組みました。思うようにいかない苦労も多々感じながらの開発作業。今後の装置設計の仕事にも生かされる製作となったようです。
これからもデモ運転や展示会への出展を通していろいろな方々に見て頂き、よりよい装置へと改善していきます！

★シードピッカー オートの紹介動画URL：https://youtu.be/78ekE0AnBcc